嫌な流れを左右の切り札が断ち切った。阪神は26日の巨人戦(東京ドーム)を9―6で競り勝ち、破竹の6連勝。マジックを21に減らし、悲願の〝アレ〟へ向け、また一歩前進した。

 虎打線は7回に木浪の1号満塁弾などで一気に5点を奪い、9―3と大きくリードを広げることに成功。〝楽勝ムード〟が左翼席の虎党たちの間に流れたが、その裏に2番手として救援登板した桐敷、3番手の加治屋が打ち込まれ、9―6の3点差にまで詰め寄られる。

 本塁打が出やすいことで知られる東京ドーム。押せ押せの反攻ムードで右翼席のG党が沸く嫌な流れとなったが、8回は5番手・石井大智投手が、最終9回は守護神の岩崎がキッチリと無失点に封じ、ゲームの幕を下ろした。

 7月22日に「特例2023」で登録を抹消されて以降、1か月近く戦線を離脱していた石井だが、今月18日に一軍再昇格を果たして以降は、5戦連続無失点と好調をアピール。「ずいぶんと(一軍から)離れてしまっていたので、ここからは馬車馬のように働きます!」とシーズン最終盤の巻き返しへ向け鼻息を荒くする。

 右腕は今季ここまで29試合に救援登板し、防御率0・95と出色の成績をマーク。8回のマウンドを主戦場とする右腕の復帰は頼もしい限りだ。

 試合後の岡田監督も「8、9回は石井と岩崎が残っていたしな。想定内よ」と平然。虎ご自慢のブルペン陣は、ちょっとやそっとじゃ打ち崩せない。