第105回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日に甲子園で行われ、昨夏の王者・仙台育英(宮城)が2―8で慶応(神奈川)に敗れ、連覇とはならなかった。
初回、慶応の大声援がとどろく中で先発のマウンドに上がった湯田(3年)が1番・丸田に先制ソロを被弾するとこの回さらに1失点。序盤から苦しい展開となった。
2回、3回で1点ずつ取り返すも3―2で迎えた5回だった。ついに慶応ペースにのまれる。2番手・高橋(3年)が二死一塁から7番・福井に適時二塁打を浴びると落球など味方の失策も絡み、この回まさかの5失点。点差を大きく突き放された。
7回からは何度か得点圏に走者を進め、好機が巡ってくるも打線がつながらず。仙台育英の夏が終わった。試合終了のサイレンが鳴る中、ナインらは涙を抑えることができなかった。
試合後、須江航監督(40)は「湯田を先発させて先制点を取られてしまった。丸田君のホームランで慶応空間になってしまった」と序盤の失点を悔やみ、それでも「負けたのが慶応さんでよかった。このチームに負けるなら仕方ないというかふさわしい」と勝者をたたえた。
完全アウェーの中、戦い抜いた仙台育英。エース・高橋をはじめ、マスクを被った尾形(3年)、主将・山田(3年)がU―18の日本代表に選ばれている。まさしく今後の飛躍への糧となるはずだ。












