新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」10日船橋大会の準々決勝で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)が「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILに敗れ決勝トーナメントから姿を消した。

 Aブロックを全勝で突破した王者に、落とし穴が待っていた。かつて「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」で共闘した両雄は、ともにユニット脱退後に団体最高峰王座を奪取。準々決勝の舞台で実現した因縁の対決は、意地の張り合いが続く。

 急所攻撃からのEVILをかわしたSANADAは、自身も急所攻撃で応戦。オコーナーブリッジに丸め込んだが、ここでセコンドのディック東郷によってレフェリーのカウントを妨害される。それでも合体技マジックキラーを阻止すると、東郷にシャイニングウィザードを浴びせ試合から排除した。

 ラウンディングボディープレスからのデッドフォールを阻止され、ローリングエルボーにカウンターのラリアートを浴びたが、EVIL(変型大外刈り)を回避してシャイニングウィザードを発射。今度こそデッドフォールを狙ったが、それを阻止されるとカウンターのEVILを浴びて万事休す。最後は反則ではなく、文句なしの3カウントを奪われてしまった。

 2009年大会の中邑真輔以来、14年ぶりのブロック全勝突破を果たし、今年4月の戴冠以降無敗を誇っていたSANADAの快進撃がついにストップ。無念の終戦となった。試合後は「これが俺の実力なんだなと…まだ本当の、真のチャンピオンじゃないなと。逆にEVILに感謝してるよ。それを教えてくれて。ただ、借りは絶対に返すから」と完敗を認めつつ、雪辱を予告していた。