まさに〝やり得〟だった? J1浦和は5日、天皇杯4回戦・名古屋戦(2日、CSアセット港サッカー場)後に一部サポーターが〝暴徒化〟した問題に関するオンライン会見を行った。
田口誠社長は会見冒頭で「これまで先人たちがつむいできた日本サッカーの歴史に泥を塗る愚行であり、夏休み中で多くのお子さまが足を運ばれた中で、絶対見せてはいけない姿、絶対に感じさせてはいけない恐怖を与えてしまったこととは痛恨の極み」と頭を下げて謝罪した。
騒動に至った経緯については、0―3の敗戦後、浦和サポーターが、クラブフロント陣と話し合っていたところ、名古屋サポのヤジが飛んだ。それに一部浦和サポが激怒。ピッチに侵入し、設置された緩衝地帯を破壊し、制止しようとするスタッフも振り切って、名古屋サポ方面へ詰め寄り、両者がもみ合いになる場面も。警察が出動する事態になった。
SNSではその様子を収めた動画や画像が拡散され、浦和サポの行動が問題視された。浦和は3日に対象者の処分を発表。立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター31名に浦和の出場試合9試合への入場禁止、立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーターを統括するリーダー1名に対して同試合16試合への入場禁止、立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター45名を厳重注意とした
しかし他クラブやサッカーファンからは、大甘処分との声が殺到。その点について須藤伸樹マーケティング本部長は会見で「事実確認を行い、JFA(日本サッカー協会)、Jリーグのガイドラインに則って処分を決めた。恣意的に処分を軽くしていることはない」と説明。処分を確定する中でクラブ内で厳罰化を求める意見もあったというが、あくまで現状の規定に従った。
ただ田口社長は「このような事象を二度と起こさないように、規則を厳格にすることでけん制になる。二度と起こさないという強い姿勢が必要。覚悟を持ってやっていきたい」と強調も、今回は間に合わなかった。しかし現状では、処分の対象は侵入禁止エリアに立ち入ったことのみ。映像などで今後も調査を進めていく段階で暴力行為などが認定されれば、追加処分もあるとした。










