理想の長期ロード初戦よ――。阪神は1日の中日戦(バンテリン)に10―2で圧勝し、2位広島との差を2ゲームに広げた。先発の西純が投げては6回2失点、打っても3―2の6回二死満塁で相手先発の小笠原から右越えに走者一掃の3点二塁打と大暴れ。7回には佐藤輝のダメ押し13号3ランが飛び出すなど14安打10得点の大勝に、岡田彰布監督(64)も「誰かが突破口開いたら、ビッグイニングになるということよ」と、えびす顔だった。
阪神はこの日から27日まで本拠地・甲子園球場以外で25試合を戦う。かつては〝死のロード〟とも言われたが、今年は半分以上の14試合が空調の効いたドーム球場で行われる。これが吉と出る可能性が高い。
7月は21試合中19試合が屋外球場だった。練習から灼熱の太陽が降り注ぐ中で試合を繰り返し、今遠征直前の甲子園6連戦では「選手はちょっと楽になる」(岡田監督)と、野手の試合前練習の時間を通常よりも短くするなど暑さ対策にも苦慮した。そんな中でナインは〝たくましさ〟を結果で示し、5、6月と増加傾向にあった失策数は月間最少タイの「7」。岡田野球の神髄でもある守り勝つ野球を取り戻し、11勝8敗2分けと2か月ぶりの月間勝ち越しも決めた。7月31日で64歳になった平田ヘッドコーチも、手応えを深めている一人だ。
「選手たちは本当によく頑張ってるよ。今年の守備はかなりよくなった手応えはある。キミら(報道陣)はいつもエラーの数がどうだこうだ書くけど数じゃないねん! これまで、どれだけ守りで助けたか。そこも評価してくれよ。28日の9回の(遊撃)木浪のプレーとか見てみい! そういう(好)プレーのカウントもしてくれよ。そうしたら(エラーと好プレーの数の)プラスマイナスなんて(プラスが多いと)すぐ分かるはず」
さらに平田ヘッドは今回のロードについて「やっぱドームは違う。メリハリが出てくるわな。8月はきっと。今はうちの主催も京セラ(ドーム)だしね」とニヤリ。7月に酷暑の中で連戦をこなしてきたおかげで、体感的に今月のロードが楽に感じるシチュエーションになったというワケだ。
これで引き分けを挟み3連勝で貯金15。環境的に先んじて我慢を重ねてきた今年の虎は〝快適ロード〟でさらに加速していきそうだ。












