エンゼルスの大谷翔平投手(29)の電撃トレードはあるのか。レッズやナショナルズでGMを務め、現在はMLBアナリストとして活躍しているジム・ボーデン氏が17日(日本時間18日)に移籍先を分析した。エンゼルスがアストロズ3連戦に1勝2敗と負け越し、ワイルドカード(WC)圏内に6ゲーム差となったことで「トレードの可能性はない」と見られてきた大谷の移籍報道が一気に過熱。8月1日(同2日)のトレード期限を前に具体的な移籍先候補の名前が挙がっている。

 CBSスポーツHQにゲスト出演したボーデン氏は、まずヤンキースの可能性を否定した。

「なぜなら、大谷を得るためには、ファームが空っぽになるくらいプロスペクトを差し出さねばならない。それをたった2か月のためにヤンキースがやるとは思えない。再契約できるなら話は別だが、あらゆる兆しが、大谷が西海岸を好んでいることを示唆している。ブライアン・キャッシュマンGMにとって2か月レンタルは納得いくものではない。ヤンキースは先発投手をもう一人と、左翼で、打てる野手を入れたいと話していた」

 さらに大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏が所属するCAAが「大谷がトレードしたチームと契約することはない」「FAとなり5億ドル(約693億円)、6億ドル(約832億円)ともいわれている大谷の真価を試す」と明言していることを挙げ、「それらを踏まえた上で、トレード期限に大谷をトレードするのが理にかなっているのは4チームくらいしか実際にはない」と断じ、レイズを有力候補に選んだ。

 同氏はレイズのエリック・ニアンダー編成本部長と直接話したことを明かし「レイズは大谷に支払う残りの年俸(1300万ドル=約18億円)も、ファームの選手層も厚いため4~5人の手放せる選手もいると聞いた。球団オーナーも、優勝リングを獲得するために金銭的にもリソース的にも全面的に支持する意思があるということだった」と伝えた。レンジャーズ、ドジャース、マリナーズも有力候補とした。

 司会のトミー・トラム氏が「本当にレイズ?」と聞き返すと、「あくまでも2~3か月だけ。彼をキープする期待を抱かないところでしかトレードは成り立たない。FA権獲得後は、入札競争間違いなし。魅力的なオフシーズンになるよ」と、強調した。エンゼルスが勝利を重ねてWC圏内に復帰しない限り、大谷の移籍報道は激しくなるだろう。