痛恨の敗戦だ。阪神は15日の中日戦(甲子園)に延長10回、4―6で競り負けた。
球宴前最後の3連戦初戦は最終回まで4―2。7回2失点で粘った先発・才木→石井とつないだラストは、7月以降、セーブ機会を任されるようになった左腕・岩崎優投手がセオリーではあったはずだ。だが、岡田彰布監督(65)が球審に告げたのは、本来であれば岩崎の前のイニングに定着したもう一人の左腕・岩貞。ここまで12セーブを挙げている岩崎はベンチ入りしていただけに、試合中に何かしらのアクシデントがあった模様だ。
そして、岩崎不在の最終回を、慣れない役どころとなった岩貞がカバーできなかった。四球と安打から一死二、三塁のピンチを招いて、岡林に右前に弾き返され、2者生還。土壇場で4―4の同点のされたことが大きな誤算となった。
さらに延長10回には4番手・島本が一死三塁のピンチを招き、最後は5番手・馬場が二死一、二塁からベテラン・大島に決勝の右前適時打を喫し万事休す。試合前まで14試合連続で無失策試合を続けていた野手陣も、この日は2失策。決勝点にもエラーが絡むなど、最後に防御網も決壊した。
チーム最多の31試合に登板、防御率1・24と盤石だった〝岩崎不在〟が影を落とすことになった。試合後の岡田監督は試合後のメディア対応を拒否。いの一番にベンチ裏に現れ、球団スペースへと消えた。指揮官にとってもショックの大きい敗戦となった。
試合後、安藤一軍投手コーチは、リードしていた9回に岩崎を投入しなかったことについて「今日はコンディショニング的にちょっと問題があった」と言及したも、詳細は「言えない」と明言を避けた。
せめてもの救いはDeNAも敗れ、2位とのゲーム自体は変わらなかったこと程度。オールスターまで残り2試合だが、果たして単なる1敗で済ませることができるか。












