新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が15日の札幌大会で開幕。Aブロック公式戦で実現した海野翔太(26)と成田蓮(25)と同期対決は、20分時間切れ引き分けに終わった。

 辻陽太とともに「令和闘魂三銃士」と称される両雄。その中でも同期の海野と成田による公式戦は、互いに一歩も譲らぬ意地の張り合いとなった。開始早々から激しいエルボー合戦を展開すると、打撃、スープレックス、関節技で合わせ鏡のように互角の攻防が続く。

 残り時間が3分を切ったところで、海野はトルネードDDTからイグニッション、さらに変型デスライダーでマットに突き刺す。さらに正調デスライダーを狙ったが、成田もこれは間一髪で阻止。コブラツイストで捕獲して形勢逆転に成功する。

 残り時間1分を切り、ギブアップを奪えないと見た成田はジャーマンスープレックスを発射するが、海野もカウント3を許さない。ポップアップ式エルボーから両腕をつかみ技を繰り出そうとしたが、ここで無念の時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

 互いに絶対に負けたくない相手に意地を貫いての痛み分け。海野は「悔しいのひと言です。(試合時間が)20分とか30分とか関係ないから。その時間内に仕留められなかった俺が悪いし、あいつも粘って強さを見せただけだ。ただ、これで終わりじゃねえぞ。必ず、白黒つけてやるよ。同期のあいつにだけは絶対に負けられない。簡単な話、成田、必ず決勝上がって来いよ。決勝で、また1対1で決着つけようぜ」と優勝決定戦(8月13日、両国)での再戦を訴えた。

 一方の成田も「あいつとここで引き分けなんてやってられねえんだよ。俺たちはな、20分、30分、60分、無制限、無制限…どんな形でも負けたくない。引き分けたくもない。あいつに勝ちたいんだ! それだけだ!」と悔しさをあらわにした。

 新世代戦士が集結したAブロックは、今後も壮絶な意地の張り合いが続きそうだ。