国際オリンピック委員会(IOC)の断固たる姿勢に、ロシア国内から批判が相次いでいる。
パリ五輪の開幕まで26日で1年となる中、IOCは15日までに参加資格を持つ203の国と地域のオリンピック委員会に招待状を送ると発表。しかし、ウクライナに侵攻するロシアと同盟国のベラルーシは「除外する」との考えを示した。
この決定に対し、ロシア側は猛反発。同国メディア「sports.ru」によると、ドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は「我々は(IOCの決定が)公平とは考えていない」と一刀両断した。さらに「ロシアはスポーツの政治化に断固として反対している」との姿勢を強調した上で「私たちはもちろん、我が国のアスリートには国際競技会に出場する権利があるべきだと信じており、アスリートの権利を守るために、IOCを含むあらゆる人々と協力し続ける」と語った。
また柔道男子73キロ級でロンドン五輪金メダルのマンスール・イサエフ氏は、同メディアに「プロのアスリートとして何が起こっているかを評価するなら、五輪からのロシアやベラルーシを除外することは打撃となる。ロシアは常に、中国、イタリア、英国を含む五輪の全てのチームの主な競争相手であるということである。今日、ロシアとベラルーシはスポーツの面で不公平に直面しており、このアプローチは変えなければならない」と指摘。
続けて「ロシアとベラルーシの選手がいなければ、パリ五輪は非常に退屈なものとなる。平和、誠実さ、健康な精神を目的としてきた素晴らしいスポーツを窒息させることになる。誰もがこれを理解するまで、同様の不公平な決定は続くだろう」と不満をのぞかせた。
IOCは個人資格での参加について「適切な時期に判断する」としているが、まだまだ波紋は広がりそうだ。










