テニスの4大大会ウィンブルドン選手権女子シングルスで4回戦に進出し、天才少女と話題沸騰の16歳のミラ・アンドレーワ(ロシア)の国籍変更を報じたメディアに対し、ロシアが猛反発だ。

 今大会、予選から勝ち上がった世界ランク102位のアンドレーワは4回戦で同18位のマディソン・キーズ(米国)と対戦し逆転敗けした。この試合では、アンドレーワがボールを追った際に滑ってバランスを崩し、ラケットを落としたことを主審がラケット投げと判定。この試合で2度目のペナルティーとなり、相手にペナルティーポイントが入ったことで物議を醸したことも話題となった。

 そんな注目の天才少女についてテニス専門メディア「テニスワールドUSA」は「フランスへの国籍変更の噂がある」とフランスに住み、練習しているアンドレーワの今後について報じた。

 この記事について、母国のロシアメディアが敏感に反応。「コメルサント」はすぐにアンドレーワの代理人に確認。「ミラがフランス市民権を取得したという今日の情報は正しくありません。彼女はロシアの市民であり、彼女の国のためにプレーし続けるでしょう」という代理人の否定コメントを掲載した。

 ロシアメディア「スポーツ」は「ミラのフランス国籍取得は嘘報道で非難されたメディアが伝えた」と怒りの報道。「『テニスワールドUSA』は虚偽の情報を掲載したことで何度も非難されている。さらに、彼らは古い引用を新しい引用として繰り返し掲載している。他の情報源には、アンドレワが国籍変更を望んでいるという情報はない」と批判した。

 スポーツ界から除外されているロシアにとって、国籍変更は切実な問題とあって、神経質にならざるをえないようだ。