来年1月にフィギュアスケートの欧州選手権を開催するリトアニア連盟は、ロシアに対して厳しい姿勢を貫いている。

 国際スケート連盟(ISU)は、9~11日に理事会を開催し「ウクライナへの侵攻を強い言葉で非難し続ける」と発表。ロシアとベラルーシの選手たちを引き続き除外する方針を示した。3月に国際オリンピック委員会(IOC)は個人資格で「中立」の立場などの条件付きであるが、ロシアとベラルーシの選手の大会参加を認めるよう各国際競技団体(IF)に通告。しかし、ISUは従来の考えを崩すことはなかった。

 そんな中、ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」は「欧州選手権はリトアニアで開催されますが、これはスケーターにとって良いニュースではありません」と報道。その上で「リトアニアがロシアに対して非常に否定的な姿勢をとっている。リトアニアの大統領(ギタナス・ナウセダ)はロシアのアイスショーにリトアニアの選手が出演したことを『冷笑的な行為』と呼んでいた」と伝えた。

 同国メディア「sport.ru」によると、2006年トリノ五輪スピードスケート女子500メートル金メダリストのスベトラーナ・ジュロワ氏も憤慨しているという。リトアニア連盟の会長がロシア選手の排除を支持したことについて言及。「今のところ、それらの発言は何の意味も持たない。われわれの目標が達成されない限り、われわれは特別作戦を続けるだろう。いずれにせよ彼らは我々を認めないだろう。もし、特別作戦が終われば、彼らは行き場を失うことになる。ロシア人は受け入れるだろうし、誰も彼らにそのことは尋ねないだろう」との見解を語った。

 ロシア内からは不満の声が相次いでいるものの、話は平行線をたどるばかりだ。