競泳男子日本代表の瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)は〝ライバル超え〟に闘志を燃やしている。

 14日に福岡で開幕する水泳の世界選手権を前に、23日から競技が始まる競泳の日本代表が12日、都内で練習を公開。「直前の湯の丸(長野・東御)の合宿やフラッグスタッフ(米・アリゾナ州)だったり、冬場はなかなかできなかったようなトレーニングもできた。あとは一日一日を大切にして、コンディションをしっかりと整えることができれば、レースも楽しめるかな」と順調な調整ぶりをアピールした。

 かねてパリ五輪金メダルを最大の目標に掲げる瀬戸は、怪物のレオン・マルシャン(フランス)をターゲットにしてきた。この日も「マルシャン選手はフランスの選考会は4分10秒台だったが、今季は自分よりも0・1秒ぐらい早く泳いでいる。しっかりと彼との勝負を本当に意識していきたい」と改めて明言。避けては通れない道だと瀬戸自身が一番理解している。

 今大会は瀬戸の成長ぶりをマルシャンに示すという狙いもある。「本当に今はマルシャンと勝負できることにワクワクしている。海外の選手たちとパリ前に本気で戦うのは最後。久しぶりに観客もたくさん入ると思うので、たくさんのパワーをもらいながら、行けるところまでたどり着きたい」とニヤリ。その上で「欲を出して、金まで目指すイメージもしている。でも、自己ベストをしっかり更新することをまず考えたい。それ(自己ベスト)を超えられたら、銀メダル以上は見えてくる」と自信をのぞかせた。

 全てはパリのために――。「最低でも銀メダル」を目指す中で、ひと泡吹かすことはできるか。