全米ドラ1右腕が試練に直面している。ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(23)が10日の西武戦(京セラ)に先発し、5回途中7安打3四球2失点で今季初黒星を喫した。
2018年にブレーブスから1巡目指名を受けながら入団に至らず、翌年に日本球界入り。プロ5年目の今季は最速160キロの力強い直球に加えて、変化球の制球力も向上してきた。ただ、プロ初白星が遠い。ここまで2度の先発では防御率0・00も勝ち星には恵まれず。〝3度目の正直〟で臨んだマウンドでは、2点を失うと5回途中一死満塁のピンチで降板となった。
弱点は走者を背負った場面での投球だ。過去2試合では5盗塁を決められた。本人もクイック投法の改善に取り組んでおり、タイム自体は早くなってきている。この日は逆に走者を背負っての投球が不安定となる悪循環に陥り、結果的に重盗も含めて3盗塁を許した。
斉藤和投手コーチは「まだ発展途上の選手。全て一気に良くはならない。本人もクイックの部分も分かっているし、できるし、だいぶ早くなっている。ただ、そうすることにより今日はボールが先行するようになってしまった。全部がクイックをしろとは思わないし、そういうところも試合の中で覚えて技術をつけていきながらというのは、誰もが通る道でもある」と現状についての考えを話した。
真っ向勝負での攻略が難しいとなれば相手も徹底して〝アキレス腱〟を突いてくる。一方で、本来の投球ができなくなっては本末転倒で、ある程度は目をつぶって得点を与えなければ問題ないとの考え方もある。いずれにせよ自らの形を確立して結果が出てくれば大きな戦力となることは間違いないのだが…。











