中日・小笠原慎之介投手(25)が5年ぶりとなる自身2度目の完封勝利を飾った。7日の広島戦(バンテリン)に先発し、9回まで102球を投げ切り、散発3安打の完封劇で今季5勝目をマーク。チームを8―0の大勝に導いた。

 最大のピンチは初回だけだった。小笠原は先頭の菊池に二塁打を許すなど一死一、二塁とされたが、4番・西川を併殺で切り抜けた。2回以降は二塁すら踏ませず、投球数があと3球少なければ「マダックス」(100球未満で完封勝利)を達成となる省エネ投球だった。

「つながれたら大変なチームなので何とか一人ずつ集中して抑えることができた。(3併殺もあり)守備に助けられてナイスプレーもけっこうあったので自分一人じゃ野球はできないので感謝しています」と振り返った。

 チームは最下位に低迷しているが、これで7月初勝利を挙げ、連敗は3でストップ。小笠原の投球回は「96」とリーグ2位に到達し、監督推薦での球宴初選出が決まっているが「オールスターまでに何とか100イニングという目標を立てていた。少しずつ見えているのかな。踏んだり蹴ったりの5年間だけど、少しずつ階段を上っているのでヨシとします」と納得の表情を浮かべた。

 この日は七夕で短冊への願いごとは何がいいかを問われると8年目左腕は「ゆっくり寝られますように」とニヤリと笑った。