引く手あまたとなっている至宝の今後は――。日本代表MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)が4日、都内で開かれた「新スパイク『エックス クレイジーファスト』発売記念 アディダス フットボール タケトーク!」に参加した。久保を巡っては去就問題がくすぶり続けているが、元日本代表MF前園真聖氏(49=本紙評論家)は残留が最善の選択肢と指摘した。

 久保は新スパイクを着用して「ボールワークしたけど、踏み込んだ後にすごく反発がある。切り返しをすごくサポートしてくれる。足になじみやすい」。新たな〝相棒〟を得て、さらなる活躍への手ごたえを口にした。

 昨季は新天地でスペイン1部の日本人選手最多記録となる9ゴールをマークして大ブレークを果たした。「来季は昨季以上のロケットスタートみたいな形で、毎週末、ニュースに載るような活躍をシーズン序盤からしていきたい」と宣言。「みなさん僕のことをチェックして、評価してもらいたい」と自らアピールした。

 久保は昨季終了時に残留を宣言しており、来季もRソシエダードでのプレーが基本線。しかし、大活躍を見せたことで、古巣レアル・マドリードへの復帰説のほか、最近ではイタリア1部王者ナポリからの関心や、すでに拒否したとされるがサウジアラビアの強豪アルヒラルから総額2億2000万ユーロ(約345億円)の破格オファーを受けるなど去就問題がいまだに世界的な関心事となっている。

 前園氏は、まず久保の昨季を振り返り「チームを欧州チャンピオンズリーグ(CL)に導くズバ抜けた活躍をしたと言えるでしょう。久保がいなかったらCLはなかったと言っても過言ではありません」と絶賛する。

 その上で、去就について「選手にとっては試合に出られることがハッピーです。Rソシエダードでチームにフィットしていますし、CLの舞台もあります。今のチームでいいと思います」。イマノル・アルグアシル監督による適切な起用法、周囲の選手との抜群の連係などを考慮すると、現時点では残留が最善手と断言。世界最高峰CLでの飛躍に大きな期待を寄せた。

 そして、来季さらに大きくはばたけば「1シーズンやって、また違う選択肢も出てくるかもしれません」と予測。来オフにはビッグクラブへの道が開ける可能性も十分にある。至宝にとって新シーズンは、サッカー人生を大きく左右する1年になりそうだ。