激怒するのも無理ないか。DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が1日の中日戦(横浜)に先発し、味方のまずい守備に腹を立て、何度もと放送禁止用語をシャウトした。

 問題のシーンは6回に訪れた。二死一、二塁から岡林は二塁にはじき返して内野安打。一走の龍空は二塁を回って三塁へと向かったが、二走の石橋は三塁でストップ。牧はボールを持ったまま龍空にタッチしようとしたが、石橋が本塁へ向かったため、捕手の伊藤に送球した。伊藤はボールを持ったまま石橋を三塁方向へ追い詰めたが、その間に龍空はそろそろとガラ空きの二塁へ戻り、打者走者の岡林も一塁へ。一死も奪えずにオールセーフとなった。

 これにベースカバーのため本塁付近にいたバウアーがプッツン。〝Fワード〟を連発し、怒りをあらわに。斎藤投手コーチがマウンドに出向いてなだめても怒りは収まらず、同コーチに背を向けて再びシャウト。なんとか心を静めて次打者を投ゴロに仕留めると、一塁手ソトを手で制して猛ダッシュで自ら一塁を踏んだ。

ピカチュウメットのバウアー
ピカチュウメットのバウアー

 あまりの怒りぶりにネット上でも話題沸騰となったが、本紙評論家で元投手の加藤伸一氏は「動画でプレーを確認しましたが、〝Fワード〟は言わないまでも、投手なら誰でも怒って当然のプレー」とバウアーに同情した。

「牧が龍空を三塁へと追い詰め、石橋が本塁へ向かったのを見て捕手の伊藤に投げたまでは普通のプレー。二死だし、目の前の走者をアウトにすればいいのに、伊藤はボールを持ったままゆっくり三塁へ戻る石橋を追い詰めていた。さっさと三塁の京田に投げてランダウンプレーに持ち込めば、アウトを取れたはず。優勝を狙うチームにしてはお粗末なプレー」(加藤氏)

 オフには2007年に阪神・下柳剛投手が内野守備の乱れに腹を立ててグラウンドにグラブを叩きつけたシーンと合わせて、珍プレーとして取り上げられることになりそうだ。