交流戦を初の最下位で終えた西武が反転攻勢の気配を見せている。

 リーグ戦再開となった23日からの楽天戦(楽天モバイル)では、初戦に復帰した中村が3打点を挙げ、第2戦は岸のソロ本塁打で奪った虎の子の1点をエース・高橋が8回無失点と守り抜いての勝利。第3戦はドラフト1位新人の蛭間がプロ1号となる先制決勝3ラン、2020年ドラ1・渡部の3号2ランの競演など先発全員13安打で楽天を退け、今季初の同一カード3連戦3連勝を飾った。

 投打の殊勲者が日替わりで現れ、交流戦中は渋面の多かった松井監督も「チーム、ベンチの雰囲気もいいですからね。全員でしっかり戦っていく。その積み重ねだと思います」と巻き返しに手応えを感じている。そんなチームを後方から完全支援しているのが主将で5年連続ゴールデン・グラブ賞に輝く名手・源田壮亮内野手(30)だ。

 同じくGG賞二塁手の外崎との鉄壁の二遊間で、先の楽天3連戦でも好守を連発。24日の試合では左前に落ちそうな飛球を背走し、体勢を崩しながらもジャンピングキャッチ。5勝目を挙げた高橋がバンザイをして喜ぶほどだった。

 25日には8回一死満塁のピンチで、小郷の中前に抜けようかという打球に追いつき、華麗なバックトスで二塁封殺。失点を最小限にとどめ、相手の反撃の芽を摘んだ。また、5回には小郷の遊ゴロを捕球し即、グラブトスで二塁カバーに入った外崎に転送。一塁は間に合わず併殺完成とはならなかったが、足の速い打者走者対策で日頃から外崎と行っている〝グラブトス・キャッチボール〟の成果を披露した。

 時にミスが重なっても松井監督が「ゲンにはお釣りがくるくらい助けてもらっていますから」と、それを不問に付す源田の存在がチームに大きな安定をもたらしている。