岸田文雄首相(65)は19日、党本部で開かれた役員で、会期末を迎える21日に会見を開き「今国会での成果と今後の課題について有権者に説明する」と明かした。
今国会で岸田政権は内閣提出法案の60本中、58本が成立。立憲民主党などの野党が同月16日に国会へ提出した内閣不信任案は、自民党、公明党の与党と、日本維新の会、国民民主党が反対に回り、即座に否決された。
一方、マスコミ各社が行った世論調査では、現在の健康保険証を来年秋に廃止し「マイナンバーカード」に一本化する政府の方針に対し「延期や撤回」を求める声が7割に達して、内閣支持率下落の大きな要因となってしまった。
マイナンバーをめぐるトラブルに加え、首相秘書官を務めていた長男・翔太郎氏が公邸で親族と〝忘年会〟を開き、公的スペースで記念撮影した問題も反響は大きく「支持率を落とした格好だ」(永田町関係者)と指摘されている。
連立を組む公明党には「次期衆院選で東京選挙区に限って自民党候補を応援しない」と宣告された。次期衆院選に向けて自公で基本合意文書を締結の方向で調整中だが、この問題を受けて「ぎくしゃくした関係が解消できるかは不透明な状況です」(自民党関係者)という。
役員会の終了後、会見した茂木敏充幹事長は、公明党との連立をめぐり世論調査で「解消するべきだ」との回答が多いことに「野党支持者に限らず、わが党の支持者でもそういった声が一定数あります。こういった調査結果が続いていることは、注視しなければならないと思います」と話した上で「さまざまな問題に丁寧に対応していく」とも語った。
岸田首相は秋の臨時国会に向けて公明党との関係を修復できるのか。












