レスリングの明治杯全日本選抜選手権最終日(18日、東京体育館)、女子50キロ級決勝で、東京五輪金メダルの須崎優衣(23=キッツ)が吉元玲美那(22=KeePer技研)を4―3で下し、2年連続6度目の優勝。メダルを獲得すればパリ五輪出場が決まる世界選手権(9月、セルビア)代表の座を手にした。

 粘る相手に苦戦を強いられたが、最後はもつれた中で勝負強さを発揮した。「内容はよくなかったが、世界選手権につなぐことができたのでよかった。タックルの処理が甘く苦しくなってしまった。ワンチャンスを自分のものにする練習をしないといけない」とすぐに反省の弁を口にした。

決勝で吉元(右)の足首を狙う須崎
決勝で吉元(右)の足首を狙う須崎

 今大会では、東京五輪で金メダルを獲得した女子4人のうち、世界選手権権の切符を手にできたのは須崎ただ一人。若手台頭が顕著な中でも、勝ち切った。昨年は世界でただ一人、全世代のタイトルを全て手に入れる「グランドスラム」も達成。春には個人で米国遠征も敢行するなど試行錯誤を続け、成長につなげている。

 セルビアでも世界中のライバルから厳しくマークされる立場となるが「ワクワクしています。全部人生かけて頑張りたい。パリ五輪で2連覇を目指せるのは限られた人しかいない。チャレンジャー精神で頑張りたい」と気合十分。もっと強い須崎が見られそうだ。