レスリングの明治杯全日本選抜選手権2日目(16日、東京体育館)、女子53キロ級で2021年世界選手権優勝の藤波朱理(19=日体大)が決勝進出を決めた。

 初戦の準々決勝では同階級で東京五輪金メダルの志土地真優(25=ジェイテクト)といきなり激突し、フォール勝ち。「初戦でいきなり当たるということについては、実は夢で何度も見ていた。心構えはできていた」と明かした。その上で「自分の中ではすごく楽しみというか、ずっとやってみたかった選手。失点したのは自分の課題だが、自分のレスリングはできた」と失点を反省しながらも、手応えを口にした。

 続く準決勝の勝利で17年から続いている公式戦の連勝記録は121まで到達し、霊長類最強女子と呼ばれた吉田沙保里(40)の119連勝の記録を更新したが、「特に何も思っていない。今は目の前の勝利、目標を達成することに集中している」とサラリ。それでも、目標を問われると目が鋭くなった。「パリ五輪で優勝することが今の一番の目標。絶対パリ五輪に行くのは自分なので、譲りません」と言い切った。

 17日の決勝に勝てば、世界選手権(9月・セルビア)への出場が決まり、五輪代表へと大きく近づく。まずは大舞台の切符をつかみ、〝一番の目標〟へ向かって突き進む。