レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)初日(15日、東京体育館)、女子62キロ級で元木咲良(21=育英大)が16日の決勝進出を決めた。

 今大会には妹の日陽里(育英大)も出場。準々決勝ではその妹を破って勝ち上がった相手との対戦となった。「気合を入れて臨んだ」と妹の敵討ちに成功。「本当は(妹と)試合をしたかった。いつかできるように」と姉妹対決を夢に描く。
 
 決勝に向けては「攻めて、しっかり点を取って勝ちたいという思いがすごく強い。どの選手が相手でも大丈夫なように対策をしっかりして、相手の良さを出させないように」と気を引き締めた。

 昨年末の全日本選手権も制しており、今大会で優勝すれば世界選手権(9月・セルビア)代表に内定する。その先にはパリ五輪も見えてくるが「天皇杯(全日本)で勝つまでは私自身も、周りも含めて私がパリに行けるとは思ってなかったと思うので、あまりプレッシャーは感じていない。しっかり一つずつ勝っていきたい」とあくまで平常心で臨む構えだ。
 
 元木の父・康年さんは柔道出身で、自衛隊入隊後の20歳からレスリングを始め、遅咲きながら五輪に出場した経験を持つ。親子での五輪出場も現実味を帯びてきた。