〝井上家のカーテン〟発動!? ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ(5月2日、東京ドーム)で同級4位・井岡一翔(37=志成)の挑戦を受ける王者・井上拓真(30=大橋)の公開練習が18日、横浜市内で行われた。拓真の父である真吾トレーナーは井岡攻略法の存在を示唆しながらも、具体的な戦法は「言えないですよ!当日楽しみに」と固く口を閉ざした。

 5階級制覇をかけて1階級上げてきたレジェンド井岡との大一番へ手の内を見せたくないのであろうか。この日の拓真はシャドーボクシングを1ラウンド披露したのみ。大橋ジムの大橋秀行会長は「今は大体そういうふうにしている。手の内とかそういう変な意味じゃない。試合前はいろいろ、インフルエンザとか多いじゃないですか」と理由を語った。

 那須川天心(帝拳)との王座決定戦を制した前戦で成長を見せた拓真は、「調整面も体調面も前回同様バッチリ」と好調をアピール。井岡については「見た目では分からない強さがたぶんいっぱいあると思う」と老かいなテクニックを警戒しながらも、「レジェンド相手にどう戦ってどう勝つのか、そこを楽しみに見てもらいたいですし、日本人として初めて黒星をつける、そこも注目してもらいたい」と対日本人6戦全勝の井岡撃破に自信を示した。

 真吾トレーナーは指導を「天心戦でガーッと行って、そのまま色濃くいろんな肉付けをしてあげていってる感じ。井岡選手はすごい技術を持ってる選手なので、そこに勝る練習もしてきている」と説明。しかし、具体的な説明を求められると、「言えないですよ! 言ったらすべてじゃないですか」と返答を避けながらも、「それは当日楽しみに。逆に(攻略法は)ここなんだっていうところを気づいてもらいたい。もともと井岡選手って(戦い方が)あるじゃないですか。そこを上回るってことは見てたら絶対分かるはず」と予告した。

 また拓真は那須川戦では、兄の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・尚弥(大橋)から「絶対勝てる」と言われており、今回も兄から言葉をもらったかを問われると困惑の表情。代わって真吾トレーナーが「井上家で暗黙でありますからね。当たり前ですよ」と強調し、続けて拓真も「言葉を交わさずとも通じ合える感じですね」と返答した。

 秘密のレジェンド攻略法でベルトを守ることはできるか。