ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏と元WBO同級王者・伊藤雅雪氏によるYouTubeチャンネル「内山・雅雪NOボクシングNOライフ」で注目の一戦について取り上げた。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(M・T)が5月2日に東京ドームで激突。内山氏と伊藤氏は、モンスターと対峙する中谷に焦点を当てて意見を交わした。

 伊藤氏は「潤人の良さという意味で言ったら、懐の深さ。あんだけ深いのに接近戦も強い。万能だなと思いますよ」と長所を挙げると、内山氏も「アッパーなんかもすごい接近戦、カンカン打てるもんね。相手の構えてる所に、針に糸を通すようなパンチ」とうなずいた。

 さらに、伊藤氏は「中谷潤人ってKO率すごい高いじゃないですか。でも、対戦した西田(凌佑)選手が『パワーじゃない』『タイミングと角度がいい』って言うんですよ」「井上尚弥選手と全然タイプが違いますよね」とパンチの〝秘密〟を紹介すると、内山氏も「あのパンチを井上尚弥選手が〝めっちゃ、やりづらい〟と思うかだね。中谷選手はまず、パンチの打ち方の種類が多彩」とポイントに挙げた。

 一方で、伊藤氏は「潤人の悪いところって、アクションが少ない分、手が出ない時がある。ポイントが取りにくい。〝ちょっとどうかな?〟ってラウンドが結構、多いんですよ。井上尚弥は常に動いて、常に何か手を出して。潤人は待ってる時間が長いんで。潤人はもったいなくしている部分はあるかなと。ポイントになった時に取りきれてないところもあるかな」と中谷の課題も指摘する。

 内山氏は「でも、前回のエルナンデス戦で悪いところとか自分で分かったと思うから。それも分かって練習はしてるから。過去イチ強い中谷潤人で来るんじゃないかなと」と弱点の克服に期待し、伊藤氏も「そういったところが改善されてくるかどうか。これもすごく注目ですよね」とうなずいた。