ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(5月2日、東京ドーム)で同級王者・井上拓真(30=大橋)に挑戦する井岡一翔(37=志成)が17日、都内で公開練習を行った。11日の同級王座決定戦で那須川天心(帝拳)がフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に勝利したことは意識せず、「この試合に全集中」と、打倒拓真へ闘志を燃やした。
勝てば日本選手初の5階級制覇と、長谷川穂積の35歳9か月を上回る最年長世界王座奪取の偉業達成。舞台は東京ドーム。相手はスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の弟。自身にとって史上最大といえる一戦を前に、「いつも以上に高まる気持ちもありますし、この挑戦にかけているという大きい気持ちがあるので、闘志はすごく高く持っています」と心境を語り、「すごいボクシング人生の中でも大きな、集大成になるような一戦」と位置づけた。
若く勢いに乗る拓真を「簡単に勝てる相手じゃないと思う。最後まで自分たちが準備するべきことに集中してやっていきたい」と警戒。相性を問われても、「やってみないと分からない。相性が悪いから戦いづらかったっていう話じゃない。拓真選手がどうというより、もちろん戦略はあるんですけど、もう勝つっていう、それのみです」と力説した。
勝てば那須川の挑戦を受ける流れだが、「ほかのことは関係ない。この試合に全集中してやっていきたい」と意識せず。敗れたエストラダは以前に井岡が対戦を熱望していたレジェンドであり、36歳の年齢からくる衰えと階級を上げた体格差などが指摘された。これにも、37歳の自身は「何も気にすることはない」と話し、「日々成長できるようにやってきた。試合当日は成長した姿、強くなった姿を見せられるんじゃないかと、自分自身も期待している」と、さらなるレベルアップの手ごたえを口にした。
この日はシャドーとスティックミット打ちを1ラウンドずつ披露。軽めだったが、安定感のある正確な動きはベテランの味を感じさせ、「ここまでいいチームといいトレーニングができて、いい仕上がりできている」と順調をアピールした。
新たな偉業への道を切り開く白星をつかめるか。












