卓球女子で東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(22=スターツ)が、日本勢の現状に危機感を募らせている。
先月の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)では、黄金世代の1人・早田ひな(日本生命)がシングルスで銅メダルを獲得。しかし、準決勝では孫穎莎(中国)の前に涙を飲んだ。依然として高くそびえ立つ中国の壁について伊藤は「孫選手だったり、陳夢選手に勝っている選手はほとんどいない。接戦まで早田選手がいっているのが現状だが、そこくらいまで日本人選手がいかないといけないのに全然いっていない。私にはどうしても気になって、私自身もいけていないので、もっともっと上を目指していかないといけない」と胸中を打ち明けた。
日本勢がメダルを狙う上で、中国勢は無視できない。「私自身が最先端でやっていって、日本人のレベルを上げていく。多分レベルは上がっていると思うが、海外選手とも比べると停滞しているなと正直思っている」と現状を冷静に分析しつつ「私が引っ張って、日本人のレベルを上げていけるように頑張りたい」と力を決めた。
17日に行われた2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」初日(東洋大赤羽台キャンパス)のシングルス2回戦では、出雲美空(サンリツ)に4―2で勝利。「初戦の中では一番やりづらい選手が入ってきた。自分の調子が良いというワケではなかったが、とにかく粘って、この一戦は勝ちたいなという気持ちでやった」と振り返った。
18日は最大で3試合をこなすスケジュール。タイトル奪取へ「3試合できるように頑張りたいし、目の前の対戦相手の選手に全力で勝ちますという気持ちで頑張っていきたい」と気合十分。その目には闘志が宿っていた。












