元中日のエースとして一時代を築き「フォークボールの神様」と称された杉下茂さんが12日に間質性肺炎のため亡くなったことを受け、中日のエースナンバー背番号「20」を引き継いだOBの権藤博氏(84)が追悼コメントを寄せた。

 1950年から6年連続20勝を記録するなど通算215勝(123敗)をマークした大投手の悲報に接し、権藤氏は「私が60年に中日と契約を交わしたときの監督が杉下さんでした。直後に退任され、デビューした61年から背番号20を引き継ぐことになったのですが、ドラゴンズと言えば杉下さん。歴史を作った人です。永久欠番になるべきものを背負うことで、強い使命感が生まれたことを今も鮮明に覚えています」と思い出を回顧。

 さらに「肩を壊し、野手に転向していた私に投手再転向をすすめ、ケジメをつけさせてくれたのも監督に復帰した杉下さんでした。19年1月。私の野球殿堂入り通知式でゲストスピーカーを務めていただいたのも杉下さんでした。野球人生の節目、節目で偉大な先輩に寄り添っていただきました。本当にありがとうございました」故人を偲んだ。