原巨人のリミッター解除はなるか。巨人は4日の日本ハム戦(東京ドーム)に3―10と大敗。これで交流戦は3勝3敗で再び借金1となった。そんななか明るい話題は右太ももを痛めていた中田翔内野手(34)が「5番・一塁」で復帰後初のフル出場をこなしたこと。巨人が〝最強布陣〟を敷く準備がついに整った。
新庄ハムにいいようにやられた。先発の育成ドラフト1位・松井颯(22)が初回に援護をもらったものの2回に2点を失うと、3回に花咲徳栄高の同級生・野村に6号3ランを献上。3回5失点とプロ初KOを喫した。
中継ぎ陣も3番手・鍬原が1イニングもたず4失点。6回に飛び出した岡本和の13号ソロも焼け石に水だった。原監督は「(松井は)初回立ち上がりよかったんだけどね。やっぱり先発ピッチャーというのは勝負を左右するというね。それを改めて若い松井投手も分かってくれるといいですね」とルーキーに糧とすることを求めた。
これで交流戦は3勝3敗の五分。6日からは昨季日本一・オリックス、日本シリーズで2年連続4連敗を喫した宿敵・ソフトバンクとのビジター6連戦となる。ローテ通りならオリックス戦は第1戦(6日、京セラ)で「日本のエース」山本由伸、第3戦(8日)で防御率0・84、5勝0敗の「新怪物」山下舜平大が相手となる。ソフトバンク戦では第1戦(9日、ペイペイ)でベテラン左腕・和田と顔を合わせるなど、好投手が手ぐすね引いている。
強力投手陣との戦いに向け大久保打撃チーフコーチは「DH制のロッテ戦では守備に重きを置いてリミッターを解除できなかった」と明かす。中田翔を一塁守備と走塁面での不安からDHに起用。一塁・岡本和、三塁・門脇と守り重視の布陣を選択した。
だが、その中田翔がこの日、3打数無安打も最後までグラウンドに立った。「最終的には監督が判断すること」と前置きしたうえで大久保コーチは「自分は監督、コーチとしてずっとパのDH制でやってきた。ようやく攻撃力のリミットを解除できる。ウォーカーはDHなら能力を存分に発揮できる。中田の回復具合はあるけど、一塁・中田翔、三塁・岡本和、DH・ウォーカーを置く形が一番、攻撃力がある」とG打線の理想形を明かした。
交流戦での打線は岡本和の〝個人軍〟状態。6戦で23打数11安打、打率4割7分8厘、4本塁打、8打点とチーム全19得点の4割以上を稼いでいる。前後がカバーできれば4番を助けることにもなる。
もちろん再発防止のため、中田翔のコンディションは注視する必要がある。指揮官は「(一塁・中田は)今日はそういう布陣をとったということで。今後は分かりませんよね」とけむに巻いたが…。いずれにせよ巨人浮上には打撃陣の復活が必要なのは間違いない。












