巨人・原辰徳監督(64)が3―2でサヨナラ勝利した3日の日本ハム戦(東京ドーム)後、好走塁&打撃で勝利に大きく貢献した仕事人・重信慎之介外野手(30)を絶賛した。

 与えられた任務を完ぺきにこなした。同点で迎えた8回、一死一塁の場面で一走・秋広の代走で登場した重信。岡本和が安打を放ち、重信は二塁まで進むと、その後の中田の打席で三盗を試みる勝負手に打って出た。

「勝負所だなと思ったので、勇気を持って走りました」と圧倒的なスピードで三塁に到達すると、意表を突いた作戦に捕手・清水の悪送球を誘い一死満塁とチャンスがさらに拡大。最後はブリンソンが左前適時打を放ち、一時勝ち越しに成功した。

 仕事人には追加任務も与えられた。2―2で迎えた延長10回。先頭の重信は玉井の投じた初球を鮮やかに左前へ。打撃でも存在感を示し、さらに続く岡本和の左翼方向への安打で、電光石火の如く三塁まで激走。左翼手が打球処理りに手間取っているのを確認すると、川相三塁コーチャーの「GOサイン」とともに本塁までアクセル全開で突入し、サヨナラ勝利へのゴールラインを通過した。

サヨナラ打の岡本和(右)とお立ち台に上がった重信
サヨナラ打の岡本和(右)とお立ち台に上がった重信

 これには原監督も「(10回は)一番いい走者が先頭打者で一塁に出てくれましたね。見事でしたね。存在感もあるし、やっぱりこうハツラツとノビノビというものが、今のジャイアンツに必要なのは、レギュラーの連中には必要でしょうね」と大絶賛。

 重信も指揮官の称賛を耳に入れると「素直にすごくうれしいですし、監督の期待を裏切らないように次からもしっかり、足もそうですけど、守備もあるので、与えられたところでしっかりと監督の期待に応えられるようにプレーしていきたいです」と照れ臭そうに決意した。

 巨人自慢の〝スピードスター〟がフルスロットルで活躍し、つかみ取った劇的勝利。2カード連続勝ち越しに大きな弾みをつけた。