現役引退さえ覚悟でマウンドに上がった。中日・福谷浩司投手(32)が23日の広島戦(マツダ)に先発し、粘りの投球でチームの連敗を7で止めた。

 初回は二死から秋山に二塁打、マクブルームに四球を与えて一、二塁のピンチを招いたが、坂倉を中飛に仕留めて無失点で切り抜けた。2回は林に右翼へ先制ソロこそ被弾したが、その後、赤ヘル打線を手玉に取った。結局、6回4安打1失点の好投を見せ、今季3勝目をマークした。

 試合後、福谷は「勝って良かったです」と安堵の表情。前回16日の阪神戦(豊橋)では5回11安打5失点で悔しい2敗目を喫した。「前の試合が、これがキャリアラストになったら、ちょっと嫌だなと。次(今日)の試合がラストになっても、やることをやったと思えるようにという気持ちで臨んだ」。不退転の決意でマウンドに上がっていたことを明かした。

 負ければ立浪政権下ではいずれもワースト記録の8連敗、借金15となる危機だったが、11年目右腕の熱投もあり、これを何とか回避した。