進むべき道は――。米女子ツアー本格参戦2年目となる渋野日向子(24=サントリー)は、今季国内初参戦の「ブリヂストンレディス」2日目(19日、愛知・中京GC石野C)でサスペンデッドとなって8ホールしか消化できず、通算6オーバーの暫定89位。そんな中、ゴルフ界随一の人気者に〝決断〟が必要との指摘が飛び出した。
真夏のような初日から一転、この日は雨が降りしきり、気温が14・1度も下がるタフコンディションでのプレーを強いられた。それでも渋野は「私らよりもギャラリーさんの方が大変ですよね」とギャラリーを気遣った。
今大会を迎えるにあたってコンディションは万全ではなかった。左手を痛めており、十分な練習を積めない状況だ。初日のプレー後「やっぱ練習量は少なくなっている。微妙な手とか体の感覚、クラブの感覚とかが、鈍くはなってるなと思う」。調子が上がらない一因となっているため、国内スポット参戦を控え、コンディション回復に努めることも一つの手だ。
ただ周囲から聞こえてきそうな疑問も承知の上。渋野は「こうやって痛みがある中で試合も出ているので『先に治せよ』って思うかもしれないけど、それは自分にとっては難しい」と答えている。米ツアーが主戦場で機会は限られるとはいえ、できる限り国内でプレーしたい意向の表れだろう。
そんな状況に、ある男子プロは「渋野さんは、どういう方向を目指すのか明確にした方がいいのでは。米ツアーに出ながらスポットで日本に出るようなスタイルを続けたいみたいだけど、ある程度腰を据えて(米ツアーを)やっていかないと、メジャーなど向こうで勝利を重ねていくのは難しい」と指摘した。
現状では2019年の「AIG全英女子オープン」で海外メジャー初出場優勝を飾り昨季もV争いに絡んだ実力者でも、日本人初となる海外メジャー2勝目の快挙は願望レベルでしかないと言わざるを得ない。現状打破へ、主戦場に専念する手もあるというわけだ。
あくまで決めるのは本人。どちらが正しいかということではないが、今後の参戦スケジュールは気になるところだ。












