Jリーグが16日、7日に行われたJ1新潟―柏戦(デンカS)で手配ミスによりビデオアシスタントレフェリー(VAR)を実施できなかった問題について会見を開き、原因や経緯を説明した。
当該試合では、機材が搭載された車両がJリーグ側の手配ミスにより、規定の時間までに試合会場に到着せず、VARを運用することなく主審、副審、第4の審判員の4名にて試合が実施された。
会見したJリーグの樋口順也フットボール本部長は詳細は経緯を説明した。VARの運用にあたっては、委託先の会社Aからドライバーを管理する会社Bに発注する仕組みになっており、試合ではそれぞれの地域からドライバーがトラックに乗ってスタジアムに行く流れになっている。
今回は、当該ドライバーに4月29日と5月7日の試合を依頼したが「ドライバーからは4月29日を了承したという返信があり、5月7日の記載はなかった。管理会社Bは両方の確認が取れたと誤って認識。7日の試合も当該ドライバーが担当すると(その他の部門と)コミュニケーションを取った。最終確認の概要をメールしたが(ドライバーは)7日の試合はないと思っているので返信もなく、管理会社から確認も行われなかった」。管理会社とドライバー間での連絡ミスが原因というわけだ。
「当日は7時に集合予定だが、委託先Aは到着していたが車は到着しなかった。東京から新潟に行く車両だったが運航されていないと確認。7時半にJリーグに連絡が入ったが、6・5時間前から2時間前までに行う確認ができない」ため、VARの不実施が決まった。
こうした経緯を受けて樋口本部長は問題点を「管理会社Bとドライバーとのやり取りが1対1になってしまった。1つしか返信がなかったこと、最終確認に返信がなかったことなどがあいまいになっていた。各種確認の徹底が不足していた。分かったのが6時間半前に発覚したので対応ができなかった」と指摘。その上で今後は「複数人が確認を行う。ドライバーにメールを送ったら、すべて確認が来ているか、確認の返信を義務付ける。最終確認の徹底。体調不良などもあるので、車両が移動する時刻に報告を義務付ける」と対策を示した。
大騒動となったVAR手配ミス問題。Jリーグは再発防止を徹底する構えだ。












