WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が、遺恨決着に成功した。

 今週のスマックダウン(SD、プエルトリコ・サンフアン)では、カリオン・クロスと一騎打ち。SD復帰後からクロスに首を狙われる中邑は、先週のSDでは襲撃を受けた。来週からロウに移籍するだけに、ぜひとも決着をつけておきたい相手だ。

 ゴングと同時にクロスの打撃を浴びたが、すぐに体を入れ替えてコーナーでけいれん式ストンピング。続けてライダーキックで吹っ飛ばした。クロスは妻でマネジャーのスカーレットが巧みにけん制して、強烈なヒザ蹴りを打ち込んできた。

 さらにボディースラムの体勢に抱え上げられたが、これをかわしてカウンターのドロップキック。マットを叩いてから「カモーン!」と雄たけびを上げると、観衆のチャントとともにキックの連打から延髄斬りを見舞った。続けてコーナーに乗せたクロスのボディーに、強烈なヒザ蹴りだ。

 だが、ここでスカーレットがエプロンに上がった。中邑は攻撃を邪魔されると、クロスの豪快な変型バックドロップを浴びて、クロスジャケット(裸絞め)で捕らえられた。それでもピンチに慌てず、前方にクロスを投げて脱出してすかさず飛びつきアームバーだ。クロスに抱え上げられると、フロントチョークに移行。スピンキックからジャーマンで叩きつけ、キンシャサを放ったが、カウンターの剛腕ラリアートで切り返された。

 中邑は前方回転エビ固めからヒザ十字固め。クロスも強烈なバックドロップを見舞い、白熱の攻防となった。最後は〝キング・オブ・ストロングスタイル〟の技が勝る。クロスハンマーをカウンターの延髄斬りで切り返し、倒れたクロスの首にキックで追撃。トドメは必殺のキンシャサを決め、観衆の「ウノ、ドス、トレス!(1、2、3!)」の掛け声とともに3カウントを奪った。

 この日の大会前に行われた会見では、CCOのトリプルHが、次回ロウで3WAY戦2試合を行い勝者同士で戦って〝代表〟を決め、来週SDでも同様の3WAY戦を行うと発表。それぞれのブランドの勝者がPLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(27日、サウジアラビア)で、新設される「世界ヘビー級王座」の決定戦を戦うことになった。

 現段階で3WAY戦の出場者は未定だが、中邑がロウでの新たな戦いに臨む準備ができたのは間違いない。