ノアの元GHCヘビー級王者・潮崎豪(41)が、まさかの復活を果たした。

 昨年9月の大阪大会で負傷し、長期欠場を強いられていたが、4日の東京・両国国技館大会で復帰。清宮海斗、稲村愛輝と組んで、無頼派集団「金剛」の拳王、中嶋勝彦、征矢学と激突した。

 8か月ぶりのリングで先発を買って出た潮崎は、かつてチーム「AXIZ」としてタッグを組んでいた中嶋と対峙。鋭いチョップを叩き込んで、元タッグパートナーを苦笑いさせた。だが、拳王から顔面蹴りをくらうと、なかなかリングに登場するチャンスがない。
 
 終盤にタッチを受けた潮崎は、コーナーの中嶋に強烈なランニングチョップ。さらに21発のチョップを叩き込んだ。だが、中嶋のミドルキックと打ち合いになり、胸が真っ赤に腫れ上がった。「ABEMA」でゲスト解説の武藤敬司が「潮崎はすごく練習してきたと思うけど、試合と練習は違う」と指摘したように、徐々にスタミナを削られていった。

 それでも清宮のシャイニング弾を受けて中嶋にゴー・フラッシャーを放つが、タッグ2冠王者の拳王&征矢に合体攻撃を浴びて失速。最後は中嶋のバーティカルスパイクで叩きつけられ、3カウントを奪われた。

 試合後にマイクを握った中嶋は「潮崎豪、何だこのぶざまな姿は。これが『アイ・アム・ノア』なのか。あの強い、強い潮崎豪がどこ行ったんだ? もう一度、やってやろうか? 立て」とダウンした潮崎に呼びかけた。当然さらなる攻撃を浴びせるとみられたが…。

 中嶋の体にしがみつきながら、立ち上がってきた潮崎に何と手を差し出した。これに潮崎も応じてガッチリ握手。思わぬ展開に金剛のリーダー、拳王は「おい!」と声を荒らげたが、潮崎と中嶋は抱き合ったまま。不満ありありの拳王と征矢がリングを下りると、中嶋は「AXIZ、復活だ!」と宣言した。

「金剛」を離脱して、GHCタッグ王座を獲得した潮崎との名コンビ「AXIZ」の復活。バックステージで中嶋は「見たか? もう金剛は俺を必要としていない。拳王は俺を必要としていない。俺も必要ない」と離脱の理由を明かすと、「これからのAXIZ、見逃すなよ」と、潮崎と握手を交わしてAXIZポーズを決めた。

 一方、中嶋の離脱に拳王は「金剛は去る者は追わずって言ってきたけど、中嶋勝彦、お前はそれでいいんだな。なら、全日本プロレス、ドラゴンゲート、そして中嶋勝彦、俺の目の前に立つヤツはすべて敵だ。全て倒してやるからな」。早々と中嶋を敵視し、AXIZとの対決姿勢をあらわにした。