フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(30)、高橋大輔(37=ともに関大KFSC)組が2日、都内で引退会見を実施。競技生活に別れを告げた一方で、今後も〝かなだい〟として活動を続けていく意向を示した。2人をサポートするプロスケーターでスカイコート株式会社(東京・新宿区)の西田美和社長が取材に応じ、感謝の言葉とともに、高橋が秘める無限の可能性を明かした。
――2日の会見で改めて2人の引退を実感した
西田社長 もしかしたらまだ続けてくれるのではという期待もありましたが、昨日(1日)、正式に引退を発表して、今日の会見を聞いて、本当に引退するんだなと感じました。寂しくてたまらないですね。ただ、新しいステージへの前向きな発言がたくさんあったのがうれしかったです。
――いつから高橋選手をサポートしているのか
西田社長 2017年にプロスケーターとして活動する高橋選手にマンション1棟のトータルコーディネートをお願いしたところがスタートです。その翌年に「現役に復帰します」と言った時に、びっくりしたのを覚えています。サポートを続けていく中で次は「アイスダンスに転向します」と。その時はさらに驚きました(笑い)。でも、逆に私の感覚としては、5年間も夢を見させていただいた感じですかね。
――社長自身もプロスケーターだからこそ余計に驚いた
西田社長 フィギュアスケートの世界では、なかなか高橋大輔選手のような世界一のスケーターが別の種目に転向することはありえないですね。やはり種目を変えるということの大変さは同じスケーターとしてよく分かりますし、高橋選手と村元選手は挑戦をし続けてきたじゃないですか。さらには結果まで残して、家族でもないのに、一喜一憂させていただけて、本当に感謝しかないです。
――2人の練習量はすごかった
西田社長 シーズン前などに拠点の米フロリダ州で練習を拝見しましたが、高橋選手は肉体改造を、村元選手は陸上トレーニングを一生懸命していたのが印象的です。若手アスリートならがむしゃらにやることができると思いますが、ここまで経験を積むといろんなことを考えながら、毎日毎日挑戦し続ける姿は美しかったです。他にもバレエや社交ダンスに近いようなこともやられていたみたいで、できることは全てやろうという気持ちでやっていたと思います。
――アイスダンスの3年間で特に思い出深い出来事は
西田社長 今年はほぼ全ての試合を見たのですが、試合を重ねるごとにどんどん強くなっていくだけでなく、人って本当に成長し続けられるんだなということを感じました。その完成版が日本勢最高タイの11位に入った3月の世界選手権だったと思います。フリーダンス(FD)の「オペラ座の怪人」は、高橋選手がシングル時代の2007年に東京で開催された世界選手権のフリーでも演じて銀メダルを獲得していたので、全てはここにつながっていたんだなと思いました。
――今後は2人のどんな活躍を楽しみにしているか
西田社長 2人とも表現力は世界でもトップだと思います。アイスショーだけでなく、高橋選手は舞台をやりたいと言っていたので、同じアーティストとして違うステージでの活躍も楽しみです。高橋選手はすでに歌やセリフもあるミュージカルも経験していますし「LOVE ON THE FLOOR」というダンスショーもやっているので、スケートの枠を超えて、いろんなエンターテインメントの世界で活躍してほしいです。












