パートナーの村元哉中(30)とともに今季限りでの現役引退を表明したフィギュアスケート・アイスダンスの高橋大輔(37=ともに関大KFSC)がまさかの〝大失態〟を演じていた。
都内で2日に行われた引退会見では、今回の決断に至った経緯を説明。高橋は「僕自身の右ヒザが限界を感じた。パフォーマンスをする上では全然限界を感じてないが、競技レベルでパフォーマンスをするところで、特に今季はレベルをとる技術的な部分で僕自身の努力ではどうしようもないところまで来てしまった」と明かした。2月の四大陸選手権時に村元へ報告し、3月の世界選手権時には現役を退くことを決断していたという。
親しい関係者には随時引退の報告をしていた。しかし、高橋のシングル時代の恩師・長光歌子コーチには4月の世界国別対抗戦でコーチ席に立ってもらったのにもかかわらず、伝え忘れていた。高橋は「ごめんなさいって感じなのですが…。すっかり伝えたと思っていたのですが、伝えてなくて」と赤面した。
しかし、長光コーチは引退の雰囲気を感じ取っていた。世界国別対抗戦のフリーダンス(FD)「オペラ座の怪人」を演じた〝かなだい〟の姿に涙を流していたのだ。高橋は「あの時は、僕の口から聞いてないですけど、長光コーチは感じていたみたい」と神妙に語った。
そんな長光コーチは「国別対抗戦でリンクサイドに立ってほしいと大輔から依頼があった時、『やっぱり引退を考えているんだな』との確信に至り、いつもなら固辞するところですが、後先考えず『うれしい!行く行く』と答えていました」と振り返りつつ、2人にエールを送った。
「これからは、さまざまな場面で百花繚乱の如く鮮やかな姿を見せてくれるであろう二人に、今からワクワクしています」
恩師の言葉を胸に、新たな世界へ足を踏み入れた。













