さらにギアが上がるか。巨人・中田翔内野手(33)が存在感を増している。18日のDeNA戦(長崎)から移籍後初となる3番打者として打線をけん引すると、19日の同戦(佐賀)ではリーグ単独トップとなる5号ソロ。打点も同2位と目に見えて状態が上がってきている。「ある男」の存在も、発奮材料となっているようで…。
今季の中田翔はここまで不動の一塁手として全17試合に出場し、打率2割7分9厘の5本塁打、11打点と幸先のいいスタートダッシュを決めた。本塁打は2位・宮崎(DeNA)に1本差のリーグトップ、打点ではトップを走るその宮崎から1差で同2位と強打者ぶりを発揮している。
コンスタントに安打も重ね、直近6試合では打率2割9分1厘と安定感も増すと、18日の試合からは3番に打順を上げて先発オーダーに名を連ねている。原監督も「(ここまでの)3番の打率が悪すぎるんだよな。翔は率がいいし、(岡本)和真の前で打つというのもまた違った意味でいいものが出るかなという策ですね」と説明し、中田&岡本和による3、4番コンビ定着に期待感を示していた。
そんな中田翔にさらなる追い風となると見られているのが、17日から一軍に合流した愛弟子・秋広優人内野手(20)の存在だ。オフには2年連続で自主トレをともに過ごすと、春季キャンプ中には練習だけでなく食事面などでもサポート。公私ともに面倒を見てきたかわいい後輩である。
今年の春季キャンプを一軍メンバーで迎えたものの、終盤に結果を残せず二軍降格となった秋広にとっては久々の一軍の舞台で、公式戦としては約1年半ぶりの昇格。この動向が師匠にも好影響を及ぼすとの声がある。
「中田翔は秋広のことをかわいがってこそいれど、決して甘やかしてはいないと聞きます。一回り以上も年下の秋広のことも1人のプロ野球選手として扱っているし、彼なりに後輩をリスペクトしている部分はあるのかもしれない。その秋広とようやく肩を並べて一軍の舞台に立つんだから『恥ずかしいところは見せられない』ってマジモードになると思いますよ」(中田を知る関係者)
実際中田翔は、春季キャンプ終盤に秋広が二軍降格となった際も「それは1日でも長く一緒に(一軍で)やりたかった、て気持ちはもちろんありましたけど、この世界なのでね。みんな同じ条件で同じ土俵に立ってるわけですから。僕もいつファームに落とされるか分からないですし。夢中になって練習して這い上がってほしい」と野球人としての金言と率直な胸の内も明かしていた。
兄貴分として、恥ずかしい姿は見せられない。チームのため、弟分のためにも、頼もしい背中を見せつけていくことができるか。













