衆議院千葉5区の補欠選挙(23日投開票)に自民党から立候補した元国連職員のえりアルフィヤ氏(34)が13日、千葉県市川市の行徳駅前で街頭演説会を実施。茂木敏充幹事長が応援に駆け付けた。

 えり氏はウイグル出身の両親を持ち、小学校5年生から父親の転勤などで海外生活を経験している。日本銀行に入行後、国連事務局本部に入局して活躍。昨年の参院選比例代表で自民党公認で立候補し、落選したが、同補選に公募して政治家になるチャンスを再びつかんだ。

 街頭演説会では行徳駅前に集まった大勢の聴衆に向かって「1人でも多くの方に、日本の未来のために私と一緒に挑戦しようとお声をかけていただけないでしょうか」と力強く訴えかけた。

 応援に弁士として登場した茂木氏はマイクを握ると「安全保障、憲法改正、一緒にやれるのは、えり氏しかいません」と声を張り上げた。

 今回の補選は、政治資金規正法違反の罪で略式起訴された薗浦健太郎氏の辞職に伴い行われ、えり氏のほか、立憲民主党新人の矢崎堅太郎氏(55)や日本維新の会新人・岸野智康氏(28)、国民民主党新人の岡野純子氏や政治家女子48党新人の織田三江氏(41)などが立候補している。

「選挙情勢は、組織票を持つ自民党が圧勝するような状況ではない。自民党の調査がえり氏リードでも、民間が行った選挙情勢調査では、立憲の矢崎氏がトップを走っています。有権者の4割はまだ投票先を決めていません。野党候補は自民党の政治とカネの批判を展開しています。結果は最後までもつれることが予想されています」(永田町関係者)

 自民党は同補選で〝政治とカネ〟の問題を払拭のためにも「絶対に負けられない選挙」として位置づけている。

 大混戦ムードが広がる中、「党内では選挙戦後半に岸田首相がえり氏の応援に入ったほうがいいという声が出ています」と自民党議員は明かした。