米WWEの女子戦線に異常アリだ。今週のロウ(米ワシントン州シアトル)ではWWE女子タッグ王座戦とロウ女子王座挑戦者決定戦が行われ、大きな動きがあった。

 まずはWWE殿堂者で女子タッグ王者のリタが、バックステージで何者かに襲われてダウン。タッグパートナーのベッキー・リンチ、WWE殿堂者で盟友のトリッシュ・ストラタスが駆けつけたが、リタは病院送りとなった。

 相棒不在の王者ベッキーは急きょトリッシュと即席タッグを組んで、リブ・モーガン&ラケル・ロドリゲスの挑戦を受けることに。王座戦はリブ&ラケルが連係で上回り、最後はリブがトリッシュのチックキックをかわして丸め込みフォール勝ち。リブ&ラケルが新王者組となった一方で、ベッキーは予期せぬ形でベルトを奪われた。

 それでも殿堂者の健闘をたたえてハグしたが…トリッシュは背を向けたベッキーの後ろから卑劣な一撃。さらにチックキックを叩き込んでベッキーをKOした。先の祭典「レッスルマニア39」でベッキー&リタ&トリッシュは、悪のユニット「ダメージCTRL」のベイリー&イヨ・スカイ&ダコタ・カイに勝利したが、あっという間に空中分解してしまった。

 その「ダメージCTRL」にも異変が…。リーダーのベイリーによると、WWEのオフィシャルのアダム・ピアースにイヨ&ダコタをタッグ王座に挑戦させろと直談判したが、ピアースは近々開催される「WWEドラフト」のことで頭がいっぱいだったという。代わりにベイリーVSバイパー・ニブンVSミチンのトリプルスレットマッチを提示。ベイリーは、勝者がロウ女子王者ビアンカ・ブレアに挑戦できると説明した。
 
 これにイヨは「ノー!」と返答。日本語で「リーダーがおいしいとこ取りするのが、仕事なのかよ。私たちにも何かやらせろよ」と、何と不満を口にした。さらに英語で「アンタにはチャンスがある」と追い打ちだ。ダコタも追随し、イヨとダコタのどちらかをトリプルスレット戦に出場させろと要求した。

 ベイリーは渋々これを認め、イヨがバイパー、ミチンとのロウ女子王座挑戦者決定戦に出場。最後はバイパーをカバーしたミチンに、必殺のムーンサルトプレスを見舞って3カウントを奪った。
 
 これでイヨがロウ女子王者ビアンカへの挑戦権を獲得。試合後のインタビューでは「イヨ・スカイが新ロウ女子王者になる。それだけだ!」と雄たけびを上げ、ベイリーも笑みを浮かべていたが…。鉄の結束を誇った「ダメージCTRL」の今後にも注目だ。