自民党・茂木敏充幹事長(67)は10日、岸田文雄首相が出席した役員会の終了後に会見を開き、統一地方選前半戦で躍進した日本維新の会などについて言及した。

 4月9日に投開票された統一地方選前半戦で自民党は、過半数の議席を獲得。野党は立憲民主党が存在感を示せなかった中、日本維新の会の躍進が目立った。

 茂木氏は「41の道府県議選、17の政令市議選において、わが党候補者が全体の過半数を超え、堅調な結果となった」と振り返った上で「大阪を始め、関西圏での体制の立て直しの課題も改めて明らかになった。野党勢力の中で、維新が比較優位という結果についての状況や要因については、よく分析してみたいと思っています」と語り、危機感を示した。

 日本維新は大阪府知事選と大阪市長選の〝ダブル選〟、奈良県知事選でも新人の山下真氏が当選を果たした。

 自民党は奈良県知事選で、高市早苗経済安全保障相が応援した平木省氏が落選。一部の自民党県議らが現職の荒井生吾氏を支援したことで〝保守分裂選挙〟となり、維新の山下氏の勢いを止められなった格好だ。

「奈良、負けました。保守分裂選挙、特に奈良県をそう言っているつもりはないんですが、比較的に保守が強いところでは分裂選挙というケースがあったわけです。今回の反省を踏まえて、党本部と(奈良)県連の連携、さらに密にしていきたいと思っています」(茂木氏)

 統一地方選の後半戦、5つの衆参補選(千葉5区、和歌山1区、山口2区、4区、参院大分選挙区補選)について茂木氏は「5つの補選、後半戦と合わせて重要だと思っています。しっかりと勝利できるように全力で党を挙げて取り組んでいきたいと思っています」と意気込みを語った。