危機一髪! 米男子ツアーメジャー初戦“ゴルフの祭典”「マスターズ」2日目(7日=日本時間8日、ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC=パー72)、前代未聞のアクシデントが起きた。この日午後、17番のティーグラウンド付近にある3本の松の大木が倒れてしまったのだ。大会主催者は、公式ホームページ(HP)で現場で観戦していたパトロン(ギャラリー)に負傷者はいないと発表。松山英樹(31=LEXUS)ら選手も仰天する事態となった。
午後になると比較的穏やかな天候から一転して予報通り崩れていく。雷雲接近に伴う強風が吹き荒れ、選手はプレーの中断を余儀なくされた。一時は再開したが、現地時間7日午後4時22分(日本時間8日午前5時22分)に2度目の中断となったまま2日目はサスペンデッドとなった。
そんな中、あわや大惨事という事態が起きた。強風によって、17番ティーグラウンド付近にある3本の大木が倒れてしまったのだ。ミシミシと音を立ててまるでスローモーションのように木が倒れていき、付近にいたパトロンが散っていくように逃げていった。現場は一時パニックに。SNS上では、またたく間にその様子が拡散した。大木は根元をむき出しにして横たわり、すぐさま撤去作業が始まった。
地元紙「オーガスタ・クロニクル」は、その場にいたパトロンの声を報じた。ニューヨークのマンハッタンに住むミーガン・ヒルさんは「私は座って見ていて、次のグループがティーグラウンドに上がってくるのを待っていたのですが、木は私たちの左側に倒れ、たぶん8~10脚の椅子を倒しました。もし風が少し違う方向に吹いていたら、私たちはやられていたかもしれません」と恐怖を語った。
もちろんプレー中の選手も仰天。同紙によると、15番のグリーン上にいたセルヒオ・ガルシア(スペイン)は「スタンドが吹き飛んだような、とても大きな音がした」。また16番グリーン上にいた1987年大会を制したラリー・マイズ(米国)は「音を聞いて、みんなが逃げ惑うのが見えたんだ。みんなが無事であることを祈るばかりだった。誰かが死んでいたかもしれないのだから」と語ったという。
幸い負傷者はおらず、大会主催者は「負傷者が出ていないことを確認しました」などと声明を発表。例年多くのパトロンが詰めかけるだけに、改めて強風に関する安全対策が求められそうだ。












