日本ハムが新球場「エスコンフィールド」のこけら落としとなった楽天3連戦を終えた。
1勝2敗と負け越しも、チームの大砲候補・清宮や野村の奮闘があり、新球場は連日大盛り上がり。3試合とも3万人を超える観衆を迎え入れた。興行的には大成功。ただ、グラウンド内外ではさまざまな傾向や課題が明らかになってきた。
まず、グラウンド内では「予想以上に本塁打が出ない」ことだろう。
昨季までの本拠地・札幌ドームに比べ新球場は両翼が1~3メートル短く、外野フェンスも2メートル以上低い部分が大半。新庄剛志監督(51)も、シーズン前から「ものすごく点数が入る球場になるかもしれない」と、
空中戦を覚悟していた。しかし、この開幕3連戦では、楽天が3本塁打を記録したものの、日本ハム側は「0」。両軍投手陣が好投したこともあるが、3試合とも1―3、4―3、1―2のロースコアゲームだった。
加えて、攻撃面での傾向は「走者二塁で単打が出ると得点になりやすい」という点だ。
新球場自慢の天然芝は現在、長めに切りそろえられており、外野でバウンドする打球は急失速する。日本ハムはこれを生かして1日、2日の試合で、単打で二塁走者が生還した。得点圏で外野手が通常より前進守備を敷くのかどうかも含め、このあたりも今後の勝敗のカギを握りそうだ。
球場外の問題と言えばやはり試合後の「大混雑問題」につきる。
先月30日の開幕戦は試合開始時間が午後6時30分だったこともあり、試合後は球場周辺が大混雑。球場外のシャトルバス乗り場が長蛇の列となり、最寄り駅の北広島駅では一時ホームへの入場制限が行われるなど終日混乱が続いた。ただ、1日、2日の両日はデーゲームに加え、最寄り駅までのシャトルバスが大幅増便された。このおかげで試合後の混乱は解消されつつある。
昨季から電車通勤を続ける日本ハムの助っ人右腕・ロドリゲスも「確かに開幕戦の帰りは(札幌行きの)電車が大混雑だった。僕自身も満員電車の中ずっと立っていたけれど、そのわりには大きな混乱はなかった。今後は混雑も落ち着くはずだし。よほどのことがなければこれからも電車で帰宅する」と前向きに話していた。
さまざまな傾向や課題はあるとはいえ、チームも新球場もまだ発展途上の最中。これからの〝成長〟に注目していきたい。













