女子プロレス「スターダム」の4月23日横浜アリーナ大会でワンダー王者・上谷沙弥に挑戦する白川未奈が、不死鳥撃ちに執念を燃やしている。

 昨年11月の広島大会で上谷に挑戦した際、本来なら体に決まる王者のフェニックススプラッシュが白川のアゴに命中。「顎部打撲および口腔部の負傷」で、その後2か月近く欠場に追い込まれた。リベンジのチャンス到来に「最近毎日、不死鳥(フェニックス)について検索していて。語源から調べて対策を練っているんです」と不敵な笑みを浮かべた。

 欠場中は食事も困難な上にトレーニングもできず、筋力や体力が激減。「最初はゼリーとかを吸うこともできなくて、上を向いて流し込んで摂取してた。全部が後退していくことがすごく嫌で。悔しくてつらくて許せなかった」と振り返る。決まっていたテレビ出演や憧れの獣神サンダー・ライガーとの仕事もケガにより断念。「顔が治らなかったらどうしようとか不安もあったし、楽しみにしていた仕事が全部流れて本当、ふざけんなよって思いましたね」と吐き捨てた。

 ケガの瞬間に流れた上谷のテーマ曲は今もトラウマだ。「あの曲を聞くと、嫌な記憶がフラッシュバックして口の中で血の味がするんです。(昨年末の)両国で復帰するときもあの曲が流れた瞬間、気持ち悪くなってしまって…」

 怒り、悔しさをぶつける決戦へ、準備は万全だ。前回のワンダー王座戦では、王者の脚を徹底的に攻める策が効き、上谷の体勢が崩れてフェニックススプラッシュは失敗した。アゴ負傷という結果にはなったが、作戦自体は成功したとあって「簡単にフェニックスを飛べると思うなよ。こっちは欠場してからパワーアップしていろいろレパートリーが増えてるんだから」。復讐を誓う白川が今度こそ、不死鳥の羽をもぎ取るつもりだ。