新日本プロレス6日の東京・大田区大会で、IWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(43)、YOSHI―HASHI(40)組がオカダ・カズチカ(35)、棚橋弘至(46)組の挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。

 ドリームタッグの猛攻に苦しめられたが、得意の合体技攻勢で形勢逆転に成功。オカダにGYWを浴びせて敵軍を分断すると、最後は棚橋を奈落(合体式ネックブリーカー)で沈めた。

 盤石の強さを見せた、タッグ王者の次なる狙いは、オカダの持つIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権がかかるトーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」だ。1回戦をシードとなった後藤は、2回戦(12日、滋賀)でYOSHI―HASHI対カイル・フレッチャーの勝者と激突する。「もちろんYOSHI―HASHIが勝つことを想定しているので」と、毘沙門対決を見据えている。

 団体最高峰王座への挑戦は2016年2月以来、実に7年以上も遠ざかっている。くしくも当時の王者もオカダだった。全身ペイント姿で臨み、完敗を喫した同戦。後藤にとってトラウマであると同時に、後のCHAOS入りへとつながった分岐点でもあった。「あれがなかったら今の後藤洋央紀はない。今の俺であの時のトラウマを払拭することに意味があるんですよ。俺はまだ負けてない。生きているわけですから」と再浮上を誓う。

 今年はデビュー20周年の節目でもある。「悲願のIWGPに一番手っ取り早いのがNJC。毘沙門対決を制して、NJCを制して、オカダを制す。そして20周年を迎えたい」と豪語した荒武者が、史上最多4度目のトーナメント制覇を狙う。