フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(カナダ・カルガリー)で日本女子史上最年少Vを果たした島田麻央(木下アカデミー)が〝真央超え〟の思いを明かした。
3日(日本時間4日)に行われた女子フリーでは、自身の名前の由来となった浅田真央の代名詞・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を軽やかに成功させると、続く4回転トーループはGOE(出来栄え点)がマイナスになるも、着氷させた。
その後も全てのジャンプを決め、スピンも3本全てで最高のレベル4を獲得。152・76点をマークし、合計224・54点で金メダルに輝いた。14歳4か月での頂点取りは、2005年大会を14歳5カ月で制した浅田真央の記録を上回った。
今大会を迎えるにあたり「調子が上がらなくて不安があった」と明かしていたように、決して順調に調整が進んだワケではない。それでも、ショートプログラム(SP)で首位に立ち、この日のフリーでも圧巻の演技を披露。「浅田真央さんは(自分の)名前の由来でもあるし、憧れている選手。その選手と同じ位置に立てたことはうれしい。このメダルは自分にとっていろんなことが詰まったメダルになった」と振り返った。
優勝候補の本命というプレッシャーに打ち勝っての勝利。キスアンドクライでの涙が苦悩を物語っていた。「(大技のジャンプが)練習で思うように跳べなくて、つらい時もあった。今回跳べたので(涙は)そのうれしさ。憧れの選手を超えられたことで、ビックリとうれしいの両方です」。その表情は充実感に満ちあふれていた。
年齢制限の引き上げにより3年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪には出場できない。しかし、島田の夢は「世界選手権や五輪で優勝できるような選手」。視線の先にあるのは2030年の五輪。今回の快挙はまだ物語の1つにすぎない。












