侍ジャパンに激震が走った。3月開催の第5回WBCの日本代表メンバーに選出されている鈴木誠也外野手(28)が25日(日本時間26日)に出場予定だったジャイアンツとのオープン戦(米アリゾナ州メサ)出場を急遽見送った。「4番・右翼」でスタメンに名を連ねていたが、試合前の練習中に左脇腹の張りを訴えて開始1時間前に出場を取りやめ、無言のままクラブハウスを後にした。

 近日中にもMRI検査を受け、球団側と今後のスケジュールについて話し合う見通しとなっているが、地元メディアからは「精密検査の結果にかかわらず、今後しばらくは患部の回復状況を慎重に見守る必要性がある」とも指摘されている。

 当初の鈴木はオープン戦で調整後に帰国の途に就き、早ければ3月2日にも侍ジャパンに合流するとみられていた。だが、負傷によって最悪の場合、球団からWBCへの出場を許可されず大会欠場に追い込まれる可能性も出てきた。仮に大会出場を強行するにしても、負傷を患った左脇腹は非常にナーバスな箇所。万全なプレーは望みづらく、いずれにしても侍ジャパンへのダメージは避けられそうもない。

 左打者が多数を占める侍ジャパンの打線で、鈴木は貴重な右の大砲だ。この日に行われた強化試合・ソフトバンク戦(サンマリンスタジアム)の試合後、鈴木の負傷に関して質問を向けられた栗山監督は「まあ全員元気な状態でね、集まってもらってね。僕は信じています」とコメント。

「合流時期がずれ込むことは」との問いにも「いやいや、全員元気に集まってくれると信じています」とだけ述べ、侍指揮官としてポジティブな願望を口にしていた。