ソフトバンクの育成出身左腕・大関友久投手(25)が21日、藤本監督から開幕投手に指名された。

 2019年の育成ドラフト2位で入団。3年目の昨季はオールスターに出場するなどプロ初勝利を含む7勝を挙げた。8月に左睾丸の腫瘍摘出手術を受けながら、不屈の闘志でシーズン終盤に一軍復帰も果たした。

 初の大役に「開幕に向けて準備してきたので、大きく変わることはないですけど、より気持ち的に引き締まるところはあると思う。任された試合でチームを勝利に導けるようにと思って準備していきます」と抱負を口にした。

 長年、チームのエースを担ってきた千賀が米・メッツに移籍した。今季に向けて大関は契約更改の場で「自分で目指したいと思った数字」と、大きくジャンプアップするシーズン18勝を目標に設定。チームを背負う存在となるべく、しっかりとオフも取り組んできた。

〝和巳ロード〟で一気に突き抜けるつもりだ。チームのエース像でもある斉藤和巳投手コーチも、前年4勝、通算9勝だった状況で、エース不在となった2003年に初の大役を任され、いきなり20勝を挙げた。同じ25歳での初の開幕投手でもあった。

「同じようになりたいですね。前例を示してくださっているので。投げている姿だったりは、僕自身アマチュアの時から刺激をいただいていた。タイプ、性格も違うし、一緒にはならないと思うが、僕なりの姿を見せられるようになりたいと野球をやってます」

 千賀、石川に続き、チーム3人目の育成選手出身の開幕投手となる大関。開幕投手にとどまらず、さらなる高みを目指して突き進んでいく。