快挙達成なるか――。新日本プロレス18日(日本時間19日)の米サンノゼ大会で、IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(35)が棚橋弘至(46)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。試合後は棚橋とのドリームタッグ再結成からのIWGPタッグ王座取りを熱望。実に25年以上も誕生していないヘビー級のシングル&タッグ2冠王者へ意欲を見せた。
オカダ vs 棚橋は東京ドームのメインを3度も飾った〝黄金カード〟。ともに時代を築き、互いを知り尽くした両雄の王座戦は、高度な技と読み合いの応酬となった。
ハイフライフローをヒザで迎撃したオカダは、ハイフライアタックにもカウンターのドロップキックを発射。レインメーカーを首固めで切り返されても3カウントは許さない。最後は変型エメラルドフロウジョンからのレインメーカーで激闘を制した。
試合後のリング上では英語で「サンノゼ! 今夜の新日本プロレスはどうだった? これがプロレス、これが新日本プロレスだ」と勝ち誇った。
さらに「俺たちは新日本プロレスとは何かを見せた。ありがとう、棚橋さん。俺たちのドリームタッグチームを取り戻しましょう。IWGPタッグ王者になりましょう」と、敗れた挑戦者に呼びかけた。
オカダと棚橋のドリームタッグは2019年2月に初結成。ともに典型的なシングルプレーヤーのため当時は結果を残せなかった。それでもオカダは「棚橋さん、まだまだ老け込むのは早いでしょう? 俺とIWGPタッグどうですか? 俺はね、また去年以上に盛り上げたい。そう考えたら、またタッグのベルトも狙っていきたいと思うし。正直、戦績はそんなによくないけれども、しっかりと俺らの戦いを見せて、今度はタッグ王者としてサンノゼに帰ってきましょう」と、いまだにキャリアで縁のないタッグタイトルへの思いを明かした。
前身のIWGPヘビー級王座時代も含め、ヘビー級のシングル&タッグ2冠王者は1997年8~10月の佐々木健介を最後に、何と25年以上も誕生していない。昨年旗揚げ50周年を迎えた新日本の歴史の中で、わずかに4人しか達成していない記録に挑むためにも、棚橋とのドリームタッグを復活させるつもりだ。
また、オカダは米国での防衛戦から休む間もなく、帰国直後の21日には武藤敬司引退興行(東京ドーム)でノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗とのシングル戦を控えている。V2成功で同戦は両団体の最高峰王者同士の対決となることが確定。「タイトルマッチに集中したい」という理由で焼き肉を優先させ、記者会見をボイコットしたオカダがどのような戦いを見せるか注目が集まるが、この日のバックステージで言及することはなかった。












