本音なのか照れ隠しなのか…。中日・大野雄大投手(34)が16日に今キャンプ初めてシート打撃に登板し、打者9人に34球を投げ、新外国人アキーノのバックスクリーン弾を含む安打性5本を許す大乱調だった。

アキーノに特大弾を浴び、ショックを受ける大野
アキーノに特大弾を浴び、ショックを受ける大野

 エース左腕は「(本塁打は)内角直球が真ん中へいってしまったが、それを一発でバックスクリーン横まで運ばれたのは今までなかなかなかった。勉強になりました」と殊勝に話し、メジャー通算41本塁打の新助っ人の特大弾を「チームとしては良いことでは。やっぱり彼に期待している選手もファンの方も多いと思う」と歓迎した。

 しかし、時間をおいて改めて聞くと「中へ入ったとしてもあそこまで完璧の完璧にいかれるのはショック。最近なら2021年(10月7日広島戦)に(鈴木)誠也に打たれた満塁弾に似ていた。あの時も内角要求がちょっと中に入ってバックスクリーンに打たれた。想像以上のショックです。打たれてまだまだやと思って練習するのも一つだが、抑えて自信つけていくタイプなので、抑えるに越したことはない」と2年前の悪夢がよみがえった様子だった。

 落合ヘッド兼投手コーチは「結果は全く気にすることない」と言い、大塚投手コーチも「この時期としては順調に投げられたし、体も故障なくきているので全然心配することない。ショックだと? そう言っているだけでは」と全幅の信頼を置いている。ただ、当の本人は「首脳陣や評論家の方たちは、まだまだ大丈夫だと言ってくれますが…。僕は涌井さんやダルビッシュさんのような豊富な経験もないので。打たれるより抑えたほうが絶対いい」とショックを隠し切れない。まだ開幕までに時間はあるが、この落ち込みぶりは少し心配だ。