全日本プロレス19日後楽園ホール大会で3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が新日本プロレスの永田裕志(54)とのV5戦に臨むことが7日に正式発表された。

 この日の会見には両者が揃って出席。挑戦者のの永田は過去にIWGPヘビー級王座、ノアのGHCヘビー級王座を獲得しており、勝てば佐々木健介、高山善廣、武藤敬司、小島聡以来史上5人目のグランドスラム達成となる。3団体シングル&タッグの全王座制覇も高山、武藤、小島に次いで4人目の快挙だ。

 偉業を狙う挑戦者を迎え撃つ宮原は「あなたはグランドスラムを達成するために3冠ベルトが欲しいんでしょう? 果たしてあなたのグランドスラムを期待する新日本ファンの人はいるんでしょうか? いるのであれば後楽園ホールに連れて来いよ」と挑発。まるで「そんな新日本ファンはいない」とでも言いたげだ。

 永田のIWGP初戴冠は2002年4月で、GHC王座戴冠は14年2月。開局から21年、リーチから9年もたてば流局扱いでもおかしくはないとでも言いたげな宮原の挑発は止まらない。「過去の栄光を引っ提げてリングに立つのか、今の新日本のファンがどれだけ挑戦することに期待してこの会場を青く染められるのか…。それが勝負ですよ。会場はどちらの色に染まるのか。果たして2月19日、過去の栄光だけで僕の色を変えられるのか、一つ楽しみが増えましたよ」とニヤリ。その顔には「期待している新日本ファンはいない」と書いてあるかのようだった。

 一方の永田の耳には昨年6月の全日本参戦時からグランドスラム達成を期待するファン・関係者の声が入っていたという。「いいじゃないですか。グランドスラムというものがどれだけ価値のあるものなのか…取ったときにしっかりと味わってみたいなと」と語るにとどまった。

 さらに今回の一戦にかかっているのはグランドスラムだけではない。ベルト奪取に成功すれば天龍源一郎の持つ同王座最年長戴冠記録(52歳2か月)も更新することになる。「偉大な天龍源一郎さんと、最後に戦ったのが54(歳)でシングルやらせてもらいましたけど。威力のあるチョップとか、新しい技をくらったりして、年齢と反比例する進化を見せつけられたのを覚えているので。(天龍の3冠王者時代の)年齢を超えられると聞いたあかつきには、そのテーマはぜひ成し遂げたいと思います」と意欲をみなぎらせていた。