女子プロレス「スターダム」のワールド王者ジュリア(28)が、元パートナーのテキーラ沙弥さんと運命の再会を果たした。
4日の大阪大会でアイスリボン時代の〝妹分〟鈴季すずとのV1戦を制した試合後、バックステージで沙弥さんと約3年ぶりに顔を合わせた。
アイスリボン時代はタッグチーム「バーニングロウ」でインターナショナルリボンタッグを戴冠。だが、2019年10月14日、ジュリアはスターダム後楽園大会のリングに電撃登場した。
騒動の2日前に沙弥さんは引退試合を行う予定だったが、台風の影響で大会が中止となり、引退試合はこの年の大みそかに延期。引退を見送ってから移籍したいと思っていたジュリアの願いはかなわず、送ったメッセージにも返事がないまま2人は疎遠になっていた。
ジュリアは顔を見た瞬間に号泣。「来てくださってありがとうございます。何を話せばいいかわからない…」と泣き崩れたところ、沙弥さんに「やっと会えてよかった」と抱き寄せられた。
さらにテキーラソムリエの資格を持ち、かつてバーを経営していた沙弥さんから「飲みに行こう」と誘いを受けたジュリアは「もちろん!」と笑顔で答えた。だが、沙弥さんは「でも私、お酒やめたの。だからアフタヌーンティーしよ」と衝撃のひと言を発し、お騒がせ女も驚きの表情だった。
ジュリアは「アイスリボンをやめた後の心残りの一つが鈴季すず。もう一つはテキーラ沙弥だったので、彼女が見に来てくれて、3人で3姉妹みたいにやっていた時を思い出した。自分が頑張っていれば、いつかまた会えるかもしれない、それだけを信じてたっていうのがあるから…。再会して涙が止まらなかった」と語った。
初防衛の成功に加え、元盟友とのわだかまりも消えた1日となった。